小野崎 映

3月11日、外出先から帰宅すると床には様々な物が散乱していました。


掃除を始めると、どうしても片付けられないものたち。

それは割れて用途を失った食器や飛び散った破片でした。

 

旅先から割れないように洋服をぐるぐる巻きにして持ち帰ったもの、友人の展示で手に入れたもの。今まで意識なく使っていたのに、作り手の気持ち、手に入れた時の気持ち、使い続けた時間全てが詰まっていた事に気付き、急に戻らなくなってしまった器と思い出が悲しくなって手を動かす事ができなくなっていました。


そんな気持ちを引きずっていた時、リビルド益子の話を聞き再生した作品やメッセージの書いてあるカケラを見せてもらいました。

 

住む事を考えたこともあるぐらい好きな土地益子の被害は想像以上でしたが、そんな中でも手を動かし窯に火を焚く作家さん達は同じ作り手として前へ踏み出し生み出す力を感じさせてくれました。

 

破片は違うものに再生しまた思い出を作るカケラになるこんな素敵な発想の産まれる益子が早く元に戻ることを願っています。

 

小野崎映

 

リビルド益子

【カケラについて】

私たちが活動で使用しているカケラは全て、御提供頂いた作家・窯元のものを用いております。

 

また、カケラのみの提供は行っておりません。

 

 

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